こんばんは。


今日は、30年間、東京と伊豆とを結んできたスーパービュー踊り子が引退しました。今回は、そのスーパービュー踊り子の最後の一日の様子をお送りします。

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 ↑伊豆急下田で最後の出庫点検を行うRE-1編成

スーパービュー踊り子には、平日は3運用存在し、東大宮から出てきて5号になる運用、国府津から出てきておはようライナー新宿26号→新宿発の3号になる運用、そして、今回の伊豆急下田に停泊し、2号→7号→10号と上下の最終列車に充当される運用があります。上下の最終列車に充当される運用には、第一編成が充当されました。丁度、伊豆急下田で出庫点検をしている所を撮れました。

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 ↑片瀬白田~伊豆稲取にて

2号は、前々から行きたかった片瀬白田~伊豆稲取の撮影地で狙いました。片瀬白田~伊豆稲取と言えば、片瀬白田寄りの海がバックの撮影地が有名ですが、こちらは稲取寄りの撮影地で余り有名ではありません。直前にトラックが来ましたが、上手く避けてくれました。

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稲取に戻り、列車案内表示を撮影しました。この画面にスーパービュー踊り子の表示が出るのも今日が最後です。ちなみに踊り子も明日から185系使用列車を含めての列車号数が2桁になるので、3桁(100番台)は今日が最後でした。明日からはサフィールとE257系が新入りしますね。

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 ↑下田の電留線で休むRE-2編成

最後のおはようライナー新宿で運用され、3号でやってきた第二編成ですが、10号車のドアに不具合が見つかり、本来は8号で戻ってきますが、下田の電留線に入りました。明日にでも東大宮に回送ですかね。

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 ↑ステンレス無塗装の8000系と並ぶ東京行き最終列車

下田からは、最終の東京行きのスーパービュー踊り子8号に乗りました。10号は流石に無理だったので、8号にしましたが、直前でも取れるほど空席が空いていました。伊豆高原で抜かす先行の普通列車に無塗装のステンレス一色の8000系が運用されました。

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 ↑金目列車と並ぶスーパービュー踊り子8号

無塗装の8000系の次に隣にやってきたのは、金目鯛の塗装をしたリゾート21です。リゾート21よりも先に引退するとは・・・。伊豆急行の特急と普通の展望列車の最後の顔合わせです。

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東京行きの幕もこの列車で最後となりました。30年間、通いなれた東京までの道のりのラストです。なんだかさみしいですね。最終の一つ前だったのか、伊東まではガラガラでしたね。

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 ↑横浜では多くのファンが

10号を見届ける関係で横浜で降りました。沿線では、鉄道ファンだけではなく、地元の人達、観光客、子供たちがカメラを向けていたり、手を振ってくれました。それだけスーパービュー踊り子と言う列車が湘南、伊豆の人達に愛されていたんだなーって感じましたね。横浜でも短距離の惜別乗車もあり、入れ替わりがあったみたいです。

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 ↑横浜に入線する最終のスーパービュー踊り子10号

そして、スーパービュー踊り子としての営業最終列車である池袋行きの「スーパービュー踊り子」10号がやってきました。こちらは、満席だったので流石に乗れませんでした。横浜から品鶴線、湘南新宿ラインを経由し、池袋まで運転される最終列車です。以前は、50番台を名乗っていた列車です。

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 ↑多くの乗客を乗せ、一路池袋へ

横浜で多少の入れ替えを行い、満席の状態で池袋へ向けて発車していきました。この列車の運行をもって、251系はスーパービュー踊り子としての運行を全て終えました。この後のホームライナー小田原23号は、185系に変更されずに251系のままで運用され、こちらが251系最後の営業列車となりました。

1990年4月に185系よりも更にグレードアップし、「乗ったらそこは伊豆」をコンセプトに活躍してきた251系。30年もの長きに渡って東京と伊豆を結んできました。明日からは、251系に代わって新型特急の「サフィール踊り子」が運転を開始します。「スーパービュー踊り子」で培った技術、サービスを「サフィール踊り子」に受け継がれてほしいです。

お疲れさま、さよなら251系スーパービュー踊り子