こんばんは。お久しぶりです。
木曜日のさざなみ91号と92号よりE257系5000番台が運用を開始しました。このE257系5000番台は、2000番台と同様に中央線特急用の0番台から改造された車両で、主に波動用として臨時列車や団体列車として活躍、185系で担ってきた臨時列車や団体列車の運用を置き換える予定です。500番台より改造された5500番台もあり、こちらは9月のホリデー快速鎌倉より運用を開始する予定です。

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11日より一足先に東大宮から幕張まで武蔵野線、京葉線、外房線経由で回送されました。踊り子用の2000番台とは違って緑の模様が特徴で、185系を彷彿とするようなデザインとなっています。

2000番台との違い(非貫通側)
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2000番台との違いを紹介します。基本的には2000番台をベースに改造されているので2000番台と比べて遜色がありません。2000番台は、ブルーを基調となっています。他には2000番台にある連結器上部のブルーの色分けがされておらず、種車のまま、運転席下のラインの所にJRマークがある、乗降扉横のロゴが2000番台は「SERIES E257」のロゴ、5000番台はJRマークのロゴなど2000番台とは少し異なるデザインとなっています。

2000番台との違い(貫通側)
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続いては貫通側です。こちらも非貫通側と同じですが、5500番台の連結を考慮しないためか、2000番台にある幌が無く、固定されているといった違いがあります。ちなみにこの5000番台は、2000番台同様に荷物置き場が設置されており、一部の窓が埋められています。(非貫通側の画像の埋められている窓がそれ)

内装(グリーン車)
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  ↑(参考)0番台時代のグリーン車

続いては内装についてです。この5000番台にもグリーン車はあります。0番台時代は、半室がグリーン車、もう半室が普通車でした。2000番台は元が普通車の部分にグリーン車を設け、全室がグリーン車になったことで一部の座席の窓割が合わないという問題が発生しています。今回の5000番台は、種車のままの半室グリーン車なのでグリーン車部分はグリーン車のまま、普通車部分は普通車のままとなっています。2000番台ほどの稼働率ではないのでこのような措置なのでしょうね。

内装(普通車)
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続いては普通車です。座席模様は、0番台時代のままで2000番台みたいなモケット張り替えは行われてません。他に2000番台にはあるコンセントが無く、荷物棚付近の模様が2000番台と異なっているようです。2000番台に比べてみても稼働率が低い車両なので最低限の改造といった感じですね。外観は2000番台、中は0番台と面白い車両です。

5000番台に乗るには?
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今回のお盆は、内房線の特急さざなみと新宿さざなみにて運用されました。基本的には0番台波動編成にて運行していた運用に入ると思うので確実に乗れるとしたら、内房線のさざなみに乗るのが良いでしょう。185系のように踊り子の運用に入るのかについては、臨時を含めて2000番台と2500番台で運用を回せている、半室グリーン車、9両なので5両までしか走れない伊豆箱根鉄道駿豆線には入れないなどと言ったことから、2000番台が大量の車両不足にならないと入らないと思います。新潟方面までは直流となっており、一応走れるので冬のスキーシーズンの臨時列車にも充てられそうですね。取り敢えず皆さんが残れる列車は、現状は外房線特急だけとなります。

185系の置き換え用として誕生した5000番台に自分も早く乗りたいです。5500番台に関しては、冒頭でも触れましたが、9月のホリデー快速鎌倉より運行を開始する予定です。